ポルトガルにサルダージという言葉があり
今日よりよい明日はないという意味だそうです
それがこの本のタイトルになっています
今日を楽しんだほうがいいよ
明日は死ぬかもしれない、という意味でもあるのでしょう
日本では逆に明日がさらに良くなることを夢見て
今日を我慢して生きてきたのではないか?
その質素倹約、貯蓄が今日の発展を支えた要因の一つではありますが、、、
それは著者に言わせると
西洋の食べ物と日本の食べ物に原因があるのではないかと言ってます
西洋は肉やチーズ、ワインなど古いものを尊ぶ傾向が強く
日本は魚、日本酒、など新しく新鮮な物を尊ぶ傾向が、、、、
女房と畳みは新しいほうがいいと言う日本に比べ
ワインと女は古いほうがいいというヨーロッパ
今まで右肩上がりの経済成長しか知らない日本人と
もうすでにバブルがはじけてから100年以上経ったヨーロッパとの
差かもしれません
そのほか、洞爺湖サミットの晩餐会に出すワインの話
著者の経営するワイナリーのワインが金賞を受賞したので
メインではない晩餐会に使うという案を
時の首相(突然やめた首相のひとり)が
自国のワインのCMをするどころか
「日本のワインで大丈夫?」という一言で自分の好きな
フランスものになってしまった事、等々
とてもここでは紹介しつくせません
是非お読み下さい