amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 34



白洲次郎の青春 著者 白洲信哉 幻冬舎


白洲次郎の孫が次郎の80年前の旅行

イギリスからフランス、スペインへの

12日間にわたる自動車の旅をおなじコースで

旅をして祖父の足跡を辿りながら回想している

前に読んだ娘の桂子さんの本もそうだったが

巷間伝わる次郎のエピソードだけでなく

孫としての記憶の中から見ているので面白い



1920年代にイギリスに留学し

ベントレーを乗り回したというのは並大抵の金持ちではないですね

終わりのところに著者の母方の祖父である小林秀雄の言葉を引用してます


生きている人間というものは、どうも仕方のない代物だな。

(わがままなものだ、というふうに感じました)中略

其処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。

(いいところだけが記憶に残っていて、伝説が生まれる)


(  )内はわたしの感じたこと