白洲次郎の孫が次郎の80年前の旅行
イギリスからフランス、スペインへの
12日間にわたる自動車の旅をおなじコースで
旅をして祖父の足跡を辿りながら回想している
前に読んだ娘の桂子さんの本もそうだったが
巷間伝わる次郎のエピソードだけでなく
孫としての記憶の中から見ているので面白い
1920年代にイギリスに留学し
ベントレーを乗り回したというのは並大抵の金持ちではないですね
終わりのところに著者の母方の祖父である小林秀雄の言葉を引用してます
生きている人間というものは、どうも仕方のない代物だな。
(わがままなものだ、というふうに感じました)中略
其処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。
(いいところだけが記憶に残っていて、伝説が生まれる)
( )内はわたしの感じたこと