貧乏道を往く 川上卓也 春秋社
月収7万円での生活をしているそうで
物が無くてもそれなりに生活できるもんだと著者は言っています
映画も文学も文化を売り上げで測る社会
ものさしは売り上げ
売れるものは良いもの、売れないものは悪いもの
売れる会社はいい会社、売れない会社は悪い会社
物を持っている人は幸せ
物を持っていない人はかわいそう
こんな社会にいつからなってしまったのか
著者はそうも書いてます
内容からいって50代かと思ったら35歳だそうで驚きです
年金が月に30万円しかないと嘆いている人たちに
発想を変えなさいと言っているのではないか
この厳しい経済情勢が終わった時は
ヨーロッパのように質素な暮らしをしなければ
ならない時代を暗示しているような、そんな気もします