amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 88



貧乏道を往く  川上卓也   春秋社



月収7万円での生活をしているそうで

物が無くてもそれなりに生活できるもんだと著者は言っています


映画も文学も文化を売り上げで測る社会

ものさしは売り上げ

売れるものは良いもの、売れないものは悪いもの

売れる会社はいい会社、売れない会社は悪い会社

物を持っている人は幸せ

物を持っていない人はかわいそう


こんな社会にいつからなってしまったのか

著者はそうも書いてます

内容からいって50代かと思ったら35歳だそうで驚きです


年金が月に30万円しかないと嘆いている人たちに

発想を変えなさいと言っているのではないか

この厳しい経済情勢が終わった時は

ヨーロッパのように質素な暮らしをしなければ

ならない時代を暗示しているような、そんな気もします