amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 139




柳宗悦を支えて   小池静子  現代書館



声楽家でもあり

民芸運動創始者である柳宗悦の妻でもあった柳兼子の生涯

声楽の弟子である著者が書いている


白樺派との付き合い、李朝白磁などの再評価

韓国ソウルにある王宮、景福宮の正門である光化門の

保存運動は有名である

多彩な感性で活躍した柳宗悦の偉大さは

実は奥さんである柳兼子の大きな支えがあったから出来たようだ

立派な偉人だと思っていた柳宗悦

実際にすばらしい業績を残したことは間違いないのだけれど

家庭ではいい男性ではなかったようだ

内も外もいい人間なんて、ほとんど居ないでしょうが

その実は頑固な明治人であったようだ

それを支えた柳兼子も素晴らしい

久しぶりに感動した本でした