2010-03-16 今週の本 142 本 軍艦島 上 韓水山(ハン・スサン) 作品社 長崎県にある端島(はしま)という小さな島で今は廃坑になってますが昔は炭鉱として栄えたところです長崎港から約18キロ離れた海上にある海底炭鉱その形がまるで軍艦のように見えるのでその名が付いていました戦前は朝鮮半島からの労働者が多くいましてこの本のはじまりは朝鮮から来た若者がここで働き過酷な現状を脱しようと逃亡する場面から始まります 小説という形をとっていますが作者の取材を通したストーリーは、ほとんど史実に近いでしょう戦前の歴史の一幕として読むことをおすすめします