amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 142




軍艦島 上    韓水山(ハン・スサン) 作品社



長崎県にある端島(はしま)という小さな島で

今は廃坑になってますが昔は炭鉱として栄えたところです

長崎港から約18キロ離れた海上にある海底炭鉱

その形がまるで軍艦のように見えるのでその名が付いていました

戦前は朝鮮半島からの労働者が多くいまして

この本のはじまりは

朝鮮から来た若者がここで働き

過酷な現状を脱しようと逃亡する場面から始まります


小説という形をとっていますが

作者の取材を通したストーリーは、ほとんど史実に近いでしょう

戦前の歴史の一幕として読むことをおすすめします