amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 221



北朝鮮に消えた歌声   喜多由浩    新潮社



永田絃次郎というテノール歌手の物語

1909年朝鮮の平安南道で貧農の次男としてうまれたが

類まれな歌の能力により苦心の末、日本で歌手としてデビュー

三浦環の相手役、蝶々夫人のピンカートン役をするなど活躍

戦後も活躍するが1960年に北朝鮮への帰国事業により一家で帰国

しばらくは金日成の保護の下、北朝鮮でも活躍するが

次第に噂を聞かなくなり、、、、、、

1985年肺結核で死亡していたことが近年になり判明


本人の業績には感動ですが

独裁国家での生活には暗澹たる気持ちになります