規制を変えれば電気も足りる 原英史 小学館101新書
著者は1966年生まれ
2009年退官、現在は政策コンサルティング業を営む
副題は日本をダメにする役所の「バカなルール」とあります
全部で16章ありますが、そのなかで特に興味をひいたのは
第3章、理髪店が月曜定休の理由
第8章、運転免許を5年の更新にする理由など
簡単にいうと国民目線ではなく業界のための規制になっているから
標榜するのは国民のためだといいますが、、、、
(天下り先になっている組織が多い)
平時はくだらない規制ばかり作って大事なことは放置し続け
緊急時になるとあわてて、、、、(64P)
法律を作る仕事をするはずの国会議員が衆議院で20人の賛同がないと
国会に提出できない、条例を作る仕事のはずの地方議員が定数の
12分の一以上の賛同がないと提出できない
また国民のための条例を作ろうとすると
業界全体を敵に回さなくてはならず
選挙に受かるための動きしか出来ない政治家と日本の法律、規制
すべては官僚に握られていてどうにも動けないのだとか
困ったものです、これでは日本の将来が危ない
選挙では理想を言っても実現はとても出来ない日本のシステム
どの政党に任せても同じことになるようです
著者の結論です
“声をあげること”だそうです