浮浪児1945 石井光太 新潮社
太平洋戦争末期、3月の東京大空襲
アメリカのB29による大量の爆弾、ナパーム弾投下により
下町を中心に一般の人々が10万人規模で死亡した
火事で家を失ったり、家族と別れた幼少児が数万人規模で発生した
親を失った子供たちは行く場所が無く
食べ物も寝るところも無い
浮浪児となるしかなかった子供も
今生きていれば70代後半以上になる
生き残った人たちの聞き書き
2012年5月から約1年にわたって連載された新潮45を
大幅に加筆、訂正したもの
私の世代には実経験はないが、近い世代なので記憶は残っている
これは決して東京だけではない全国の地方都市に起こったこと
悲惨な生活をしなければならなかったのは
決して沖縄だけではなかったのです
全国民が飢えに苦しんでいたころの実話です