amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 379



浮浪児1945  石井光太  新潮社


太平洋戦争末期、3月の東京大空襲

アメリカのB29による大量の爆弾、ナパーム弾投下により

下町を中心に一般の人々が10万人規模で死亡した

火事で家を失ったり、家族と別れた幼少児が数万人規模で発生した

親を失った子供たちは行く場所が無く

食べ物も寝るところも無い

浮浪児となるしかなかった子供も

今生きていれば70代後半以上になる

生き残った人たちの聞き書き

2012年5月から約1年にわたって連載された新潮45

大幅に加筆、訂正したもの

私の世代には実経験はないが、近い世代なので記憶は残っている

これは決して東京だけではない全国の地方都市に起こったこと

悲惨な生活をしなければならなかったのは

決して沖縄だけではなかったのです

全国民が飢えに苦しんでいたころの実話です