英会話不要論 行方昭夫 文春新書
「読み書きは出来るが話せない」から脱却すべく
英語文法の授業が消え、小学校5,6年に必修化された
英語授業を3年生に下げる動きもあるが
こうした文科省の方針がいかに逆効果であるかを
英語教育の第一人者である著者が具体的に指摘しています
でも会話の練習がすべて悪いとは言っていません
文法に裏打ちされた会話が一番いいことは間違いないでしょうね
英会話ができない理由の全てを公教育の間違いとしてとらえるには
行き過ぎの感があります
なぜなら私の世代でも同じ文法とリーディングしかやっていないのに
学校ではないところで奮闘努力して会話をものにした人は
たくさんいたのです
著者は大学の授業の場合は1時間の授業にたいして
予習と復習が2時間必要だと書いています、そのとおりだと感じます
韓国語の勉強とも重なるところがあって
とても興味深く読むことが出来ました
英語でさえ文法が大事なのに
「いわんや韓国語をや」、でしょうね