終わりなき危機 ヘレン・カルディコット ブックマン社
副題は日本のメディアが伝えない世界の科学者による
福島原発事故研究報告書
事故さえ起こさなければ原発はコストが安く
二酸化炭素の発生が少ないのでエコだ
というのは事故後の研究により否定されている
原発建設のためのコスト、地域に対する補助金、原発解体のコスト
これら全てを考えると明らかに原発のコストは高い
単純にランニングコストだけを比べてみせた電力会社と
監督官庁、政府は間違っていたわけです
それらの問題を忘れたとしても
廃棄物の処理方法が解決できないかぎり
放射能の危険はずっと続くのです
日本の原発が今までに出した廃棄物だけでも
万一の時には日本全体が汚染されるでしょう
それでも原発を続けようとする人たち
電気代が高くなっても安全なほうがいいと思うのですがね