近くて遠い国、韓国という表現を聞いたことがあると思います
地理的には近いのに心理的に遠い、理解しがたいというイメージでしょうか
しかし、この言葉が使われるようになったのは
私が知っているかぎり1970年代からだと思います
1965年に日韓は国交回復しましたが
1970年の時点では依然として北朝鮮とは国交回復していない
1945年以前は朝鮮半島は長いあいだ統一されていて分断されていなかったのです
そんな時代背景のなかで統一した朝鮮を懐かしみ、早く統一してほしいという
在日の希望が、この言葉を生んだのではないかと思います
狭義では、南半分は国交回復したけれど北とも国交回復してほしいという
願いもあったかもしれません
遠い国とは韓国ではなく北朝鮮を指していたように思います
当時は韓国より北朝鮮のほうが豊かで発展しているという
マスコミの宣伝により在日の北支持者も多かったのです
北は地上の楽園だとマスコミが喧伝してました