amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 255



現代韓国を学ぶ    小倉紀蔵 編    有斐閣選書



京都大学教授である編者は韓国に留学もした韓国通

韓国の文化、思想が専門

若手の新進研究者たち(8名)が書いているのが好ましい


戦後の朝鮮半島に関する本や論文は

北に甘い、いわゆる進歩派学者の書いたものが多かったのですが

著者は若手、新しい時代の研究者といえるでしょう

はしがきには、左右に偏らず出来るだけ中立を保ちながら執筆したとあります

現代韓国を理解するのに最適な本の1冊でしょう

高名な学者の中には北朝鮮を崇拝していると思われる

かたよった本を出している方がいますので

それに較べればずっと中立に書かれていると思います