2018-02-06 今週の本 508 本 愛子の小さな冒険 佐藤愛子 青志社 約50年前に文芸春秋に書かれた連載をまとめたエッセイ著者も40代ということで今とはずいぶん違う所がありますが昭和の世相がわかって面白い私が大学生のころだから尚更よくわかります恋愛ホテルの調査、ピンク映画の観察日比谷公園でのノゾキ観察etc、「誰のための万博か」では1970年代の著者が“人類の進歩というが、要するに時間の短縮ではないかそうして人間はダメになりつつある。怠け者になりグウタラになり気迫を失い情熱を失いつつある”と喝破、いまでも通じますね