amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 508



愛子の小さな冒険  佐藤愛子  青志社



約50年前に文芸春秋に書かれた連載をまとめたエッセイ

著者も40代ということで今とはずいぶん違う所がありますが

昭和の世相がわかって面白い

私が大学生のころだから尚更よくわかります

恋愛ホテルの調査、ピンク映画の観察

日比谷公園でのノゾキ観察etc、

「誰のための万博か」では1970年代の著者が

“人類の進歩というが、要するに時間の短縮ではないか

そうして人間はダメになりつつある。

怠け者になりグウタラになり気迫を失い情熱を失いつつある”

と喝破、いまでも通じますね