韓国 近い昔の旅 増補版 神谷丹路 凱風社
1958年生まれ、国際基督大学在学中に
韓国の延世大学に交換留学生として留学
1994年に出した増補版ではない「近い昔の旅」を
読んで感動し著者の歩いた韓国の植民地時代の残滓の残る
田舎をめぐる旅を私も数箇所してきました
独立記念館、淺川巧の墓参、幸州山城、安重根記念館など
韓国語を理解することの出来る著者ならではの紀行文
韓国の近代史に興味の有る方にはオススメです
今回、図書館で増補版を見つけ読んでみましたが
今読んでも感動します
現在は日韓の関係も少しずつではありますが
改善されたように感じますし
経済的な結びつきは増す増す強くなり
韓流ブームで日本人の渡航者数も増え
かなり改善されてはいますが
日韓双方に相手を見下す思考が通奏低音のように
流れているような気がします
これが少しでも無くなる様にしたいなと思います
何より偏見をなくしお互いに正しい歴史を学ぶのが
一番ではないかと思います
但し国が違う以上同じ歴史認識というのは無理があるでしょう
お互いが相手の国のことを思いやりながら
交流していけばいいのではと思います