朝鮮時代(李朝)の日本との交流というと
いわゆる朝鮮通信使(江戸時代)が有名です
この本の題名になっている李芸という人は
朝鮮時代初期、日本では室町時代に日朝のあいだを
行き来した外交官だそうです
いままでは余り有名ではありませんでした
江戸時代、すなわち秀吉による朝鮮出兵以後の
朝鮮通信使(12回)にばかり注目が集まっていますが
600年の長い李朝時代には日本に来た通信使は21回だったのです
朝鮮出兵の前にも盛んな交流があったわけです
そのなかで40回以上も日本との往復をした
外交官がいた、それが李芸という人だそうです
なかなか面白い本でした