韓国語を勉強してますとこれは韓国語から来た
言葉ではないかと思われるものがよくあります
というか、ついそのような目で見てしまうのかもしれませんが
ところで、日本語の旧かなづかいでは現代韓国語とかなり似ています
中世以前、もっと言えば千字文が日本に入ってきたころは
さらに似ていたことでしょう
たとえば甲という字ですが
今は「こう」と発音し書きますが旧かなづかいでは
「かふ」と書きました
韓国語では、갑 (KAP)です
PとFは音韻変化しますので同じ発音ということになり
なんと韓国語と旧仮名づかいと同じ発音ということになります
終わりの子音Pを「ふ」と表したのです
同じような例としては蝶があります
日本語では「てふ」としたわけですが
韓国語では 첩 (CHEOP) となります
昔の日本語も韓国語でいうところの終声(子音)で終わる単語を
なんとか苦心して日本語で表わそうとしたと思われます
室(しつ)、失(しつ)など日本語で「つ」で終わる
言葉の一部は韓国語ではR(ㄹ)で終わることが多いです
室の韓国語音読みは、실(SIR)
失の韓国語音読みは、실(SIR)となります
関の字は旧仮名遣いでは、クァンと発音しましたが
韓国語でもクァン 관 (KWAN)です
面白いですね
戦前の人は韓国語の学習が今より容易ではなかったかと想像しています