amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

今週の本 166



日韓がタブーにする半島の歴史  室谷克実 新潮新書




中国、北朝鮮を愛する、いわゆる良識派の学者や

マスコミを中心とした自虐思想の持ち主が言い始めた

戦後の日韓古代史に異議をとなえる本

だからといって戦前全て良し、あるいは右翼的な思想ではありません

戦前の皇国史観に基づいた歴史は全てダメという

戦後の学会もおかしいのでは?

戦前にも正しかったことはあるはずで戦後の自虐史観にも

間違ったことがあるのではないか?


朝鮮半島最古の現存する正史である「三国史記」および「三国遺史」という

文献を冷静に書いてある通りに分析したらいいのではという

観点から見た古代の日韓関係が書かれている


全ての古代文化は、ほんとうに朝鮮半島から

文化は高いところから低いところへ流れるように

日本に入ってきたものだろうか

日本から朝鮮半島に行ったものもあるのでは?と

考えている私の考えと一部が合致する

現在の日韓交流を見ると分るけれども

必ずギブ&テイクなのです

どちらかから一方的に文化が流れるとは考えにくい


ここに書かれていることは戦後にはタブー

戦前は当然だと捉えられているが

実際にはどちらが本当なのか

たぶんそれぞれ両方に真実が、ちりばめられているような気がする

近年になく面白い本でした