日韓がタブーにする半島の歴史 室谷克実 新潮新書
中国、北朝鮮を愛する、いわゆる良識派の学者や
マスコミを中心とした自虐思想の持ち主が言い始めた
戦後の日韓古代史に異議をとなえる本
だからといって戦前全て良し、あるいは右翼的な思想ではありません
戦前の皇国史観に基づいた歴史は全てダメという
戦後の学会もおかしいのでは?
戦前にも正しかったことはあるはずで戦後の自虐史観にも
間違ったことがあるのではないか?
朝鮮半島最古の現存する正史である「三国史記」および「三国遺史」という
文献を冷静に書いてある通りに分析したらいいのではという
観点から見た古代の日韓関係が書かれている
全ての古代文化は、ほんとうに朝鮮半島から
文化は高いところから低いところへ流れるように
日本に入ってきたものだろうか
日本から朝鮮半島に行ったものもあるのでは?と
考えている私の考えと一部が合致する
現在の日韓交流を見ると分るけれども
必ずギブ&テイクなのです
どちらかから一方的に文化が流れるとは考えにくい
ここに書かれていることは戦後にはタブー
戦前は当然だと捉えられているが
実際にはどちらが本当なのか
たぶんそれぞれ両方に真実が、ちりばめられているような気がする
近年になく面白い本でした