amihsim’s blog(amihsimの歳時記)

韓国語学習のつぶやきと日常の記録

ウールは生きている

ウールについてお話します

ウールとは羊から取れる羊毛だけでなく

動物からとる毛のことで

カシミア、モヘア、キャメルなどの総称です


この世の中で全ての物や事柄にはメリットと

デメリットがあることはご承知のとおりですね

ウールにも長短がありますが

衣服の素材としては一番バランスのよいすなわちメリットが多く

デメリットの少ない素材なのです

具体的に言うと

吸湿性があり、撥水性もあり、弾力に富み

保温に優れていて、復元力に優れていて

天然ですから体に優しくて価格もそれほど高くない

他の繊維(人工繊維を含む)と較べても総合的にみると

ウールにかなう物は無いと言えるでしょう


吸湿性
ウールは製品になってもキューティクル(髪の毛と同じです)が開いたり閉じたりして湿度の調節をしてくれます
いいもの(簡単に言えば高いもの)はこの性能が良いのです


撥水性
よい品質の物であればあるほど水をはじく性質があり通常はすぐ拭き取れば問題はありません、撥水加工をほどこしてあるものは化学処理するためにウール本来の質感や機能を殺してしまうのでどちらが良いかは難しいところです
また洗えるウールと称する製品がありますが洗えるということは簡単にいうと良い品質のウールではないということです


弾力性、復元力
ウールは元に戻ろう戻ろうとしますので皺になりにくく衣服に最適といえます
洋服地の場合人工繊維と較べて皺になって嫌だ又は虫に食われるからと嫌う人がいますが、その他の機能はウールのほうが勝っています。天然繊維の自然な皺は決して醜くはありませんし、虫に食われないような保管をすればいいはずです


保温性
これについては一部の人口繊維ではウールより優れているものはありますが、総合的な性能はやはりウールが上です
布帛(布地にしたもの、スーツにする服地など)については特にウールが一番です



ウールに限らず、天然繊維は一般的に細い糸(価格は高い)を密度を濃く織り上げると

全ての性質(吸湿性、撥水性、弾力性、復元力、保温性など)が良くなり

着心地がよく長持ちしますが、その反対をすると安くはなりますが

機能が低下することはやむを得ません