1983年の夏、奉仕クラブの一員だった私は
仲間を集い韓国語の勉強会をしようと伝手をたより
R教授のもとへ訪れました
忙しいというのを無理強いし教えていただくことになった訳です
幸か不幸か私の店の2階での授業だったので
自分は休むわけにいかず
それが幸いして長続き出来たのかもしれません
実際に教えていただいたのは基礎の部分のみで
6ヶ月のあいだでしたが、その他に通訳をお願いしたり
自宅へうかがい質問したり何かとお世話になりました
当時の学生さんがもう大学で教えているくらい
時間が流れましたがいまだに先生の優しい顔が目に浮かびます
決して怒らず、如何にも両班という感じの穏やかな笑顔
もし半島が統一したら先生の故郷へ行ってみたいという
気持ちは今も持っています
先生が亡くなられてからもう11年になりますが
絶筆となった専門書をきのう久しぶりに開き経歴をみたら
あらためて尊敬してしまいました
そんなすごい方に私的、個人的とはいえ
教わることが出来たのかと思うと感無量です