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１９８３年１０月

初めてクラシックの洗礼を受けてから

当時発売されていたレコードの中から

名盤と言われているものを聞いていたのですが

彼女のものを聞いた時には感動しました

なんともエキサイティングというか激情的な

バイオリンだった事を覚えています

その頃はまだキョンファ・チョンと紹介されていたり

N響がアジア、しかも遅れている韓国の

ソリストとは共演したくないと言ったとかで

物議をかもしていたころです

以来、정경화（鄭京和）さんの大ファンになり

来日公演があると必ず行きました

８９年１１月２日、八ヶ岳高原音楽堂で行われた

リサイタルの終演後サインをもらったのがいい思い出です

最後のバルトークのソナタ第２番は素晴らしかった

彼女のレコードとCDはほとんど買いました

真空管のアンプで聞くレコードが一番音が好きです