写真は上野にある下町美術館の展示物ですが
現在ではラジオと表記するところを
ラヂオと書き、しかも右からですから面白いですね
旧かなづかいは「じ」と「ぢ」を使い分けます
もちろんほかの例もたくさんありますよね
もっと面白いと思うのは
韓国語との一致
全てではありませんが漢字を取り入れた日本人たち?
そうです奈良時代以前〜ひらがなやカタカナを作り出した時代は
韓国語でいうところのパッチムをひらがなで表していたと思われるのです
たとえば「太陽」という漢字の表記は
現代日本語では、「たいよう」と書きますが
旧かなづかいでは「たいやう」と書きます
現代韓国語では「태양」となりますが애という母音は아と이の合成ですから
分解すると태は타이と表すことができますので
太陽のことを타이양と書き換えてもいいでしょう
これを対応する旧かなづかいで書くと「たいやう」となり一致します
また韓国語学習者はすぐ気が付くことですが
日本語の漢字を音読みで読んだときに「ん」で終わる漢字は
韓国語ではㄴ(ニウン)のパッチムになり
例:田(でん)、仙(せん)はそれぞれ전 선 というハングルになります
同じく「い」か「う」で終わるものは韓国語ではㅇ(イウン)で終わる
例:生(せい)、情(じょう)は、 생 정 となります
以上の法則があるのです(すべてではありません)
戦前の旧かなづかいを使っていた人は今より韓国語の学習が簡単であったろうと思います