この本は昭和49年(1974年)に発行されたものの文庫版
サブタイトルは私の古典散歩となっています
著者が朝日新聞に連載したものを中心に
古典から著者お気に入りの歌などを題材に
著者ならではの観点から解説をしています
読み応えがあります
古典を読んでいると1000年以上前の言葉と
韓国語と似ている言葉が多いのに気づきます
60年前の旧かなづかいでさえ似ているのですから
当然と言えば当然でしょうけど
たとえば
「きつね」のことを昔の日本語は野干(やかん)と言っていたそうですが
現代韓国語でも여우(ヨウ)といいます
野干を韓国語で発音するとヤウでしょう
ヤとヨは、しばしば交換しますので、似てますよ